第6話:嫁登場

前回までのSTORY

初めて彼とのキッスを感じて、車で盛り上がり始めた矢先・・・突然のコンコンコン!と激しいノックが聞こえる。ふと目をやると・・・

前回のSTORYはこちら▶進展

今日のSTORY

車の中でいちゃつきながら、私のおっぱいに彼の顔を埋め始めたそのとき

コンコンコン!

と車の窓を激しく叩く音がした。

ふと目をまだにやると、仁王立ちした女性が立っている。

何しているんですか!

裸に近い恰好で彼はこっちを向いてこう言った。

嫁です・・・

はい・・・


もちろんこの状況でそのような説明を受けなくても、わかるでしょ・・・。


彼と私はとりあえず乱れた服を着てから、車から出るに出られず、じっとしていると

女性が助手席にまでやってきてご丁寧にドアを開けてくれた。

降りてくださる?


やっとのことで車から降りると腕組をしたまますごい顔で睨みつけられた。

すみませんでした・・・

あなた、どちらのお方?!

彼に聞いてください・・・

これ以上何も言わないほうがいい・・・

そう思って何も言わなかった。


そのやりとりを見た彼が奥さんにキレ始めた。

おい!何聞いてるんだ!!(怒)

と怒鳴り声をあげた。

夫婦喧嘩をするなら、私はいないほうがいい・・・

そう思って、私はそそくさとその場を後にした。

少し歩いて、タクシーを拾っていたら、彼が追いかけてきた

すみません、ごめんね 。

大丈夫?

大丈夫よ。ごめんね。

気を付けて帰ってね。

そう言って、別れた。

タクシーが自宅に着く頃、あたりはうっすら明るくなり始めていた。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回のSTORY はこちら▶第7話:夫婦関係