第45話:公証役場

前回までのあらすじ

紙切れに愛を込めたつもり(?)がEMUの心を逆立てしてしまった・・・価値のない紙切れを、価値のある紙切れにするために!EMUは安全保証を手に入れることができるのか?

前回までの STORY はこちら▶ 価値ある紙切れ

今日のSTORY

ついにその日はやってきた。

口先だけの男だから

言い訳をして逃げるんじゃないかと

信用していなかったが

意外とちゃんと約束は守ってくれた。

ちゃんと実印も持ってきました。

公証人役場につくと

今日はどういったご用件でしょうか?

公正証書を作成したくてまいりました。

そういって作成した文書を差し出すと

一通り目を通してから

えぇっと・・・どういう状況か少しお話していただけますか?

彼は既婚者で、私との子供が欲しいみたいんだんですけど

子供ができた場合にこちらとしても何も保証がないのは不安ですので

何か安全を形にできないかと考えまして。

そうでしたか・・・

残念ながら今現在は妊娠もしていないため、

架空の人間に対して文書は作成できないんです。

実際に子供が生まれてから公正証書の作成が可能となります。

チーン

そうですか・・・・

ちなみに実際にお子さんが生まれて、子供が認知された場合、

戸籍上親子関係が認められますので、自動的に財産分与の対象になりますよ。

つまり・・・今の状況で子供を妊娠をするというのはかなりリスクが高いということなんですね・・・。ありがとうございました。

ここまで意気込んできたのはいいが

結局ふりだしに戻ってしまった。

子供が生まれたとしても、彼が認知をしてくれるかも不確か。

すなわち不倫関係で妊娠するというこの状況はリスクが高すぎる。

ということがわかった。

(↑そんなこと誰でも知ってるか・・・笑)

さあどうする・・・?

危険な恋はもうやめちゃう?

人生は一回きり!

好きなんだからこのまま突き進む?

そんなことが頭をぐるぐるまわっている。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回の STORY ▶第46話:年末の憂鬱

更新までしばらくお待ちください。

これからもよろしくお願いします♡