第32話:狙い撃ち

前回までのあらすじ

排卵日を狙い撃ちするため、産婦人科に通い始めたEMU。ついに排卵誘発剤を打ってもらえることになった。

前回までの STORY はこちら▶不倫中の妊活事情

今日のSTORY

念願の排卵誘発剤を投与されると

投与後、24時間以内にご主人と夫婦生活をおこなってくださいね。

と指導を受けた。私は病院を出るや否や、パパにすぐさまメールをする。

返事だけはいい。問題は精子の量だ。

仕事が終わると、彼と待ち合わせた。

場所なんてどこでも良かったが

ラブホじゃだめだ!ちゃんとしたホテルで子共を作ろう

という彼の意向に従った。

ホテルに到着すると

ちょっと一杯だけ

そう言ってビールを飲み始めた。

ビールなんて飲まなくていいから!早くしてくれ〜!!と心から叫んだ。

ビールを飲み干すと

よし!頑張ろう!

彼はそう言ったものの何かぎこちない…

ぎこちないのはいいとして、また精子の量が少ない気がする。

終わると彼は嬉しそうに

これで子供できるね!

という。

精子が出てない!

こんな精子量で子供なんかできるかっ!!

心の中でまた私は叫んだ。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回の STORY ▶第33話:パンツの湿り

これからもよろしくお願いします♡