第22話:500万円以下の女

前回までのあらすじ

離婚できないと思っていたEMUだが、ついに彼の嫁が離婚に応じてくれるようだ. 結婚の2文字が近づいてくるHAPPYな一年になりそうな予感で新年から浮かれていたが・・・

前回までの STORY はこちら▶ 新年

今日のSTORY

それから一か月待てど待てど、離婚届けは届かないという.

離婚届け、届いた?

まだだよ・・・

こんな会話を何度かした。

いつ届くの?遅くない?聞いてみたら?

電話してみるね

他県に住む戸籍上の嫁に電話をすると

彼女の返事は 「慰謝料500万円を払うまでは離婚しない」 と言い出したらしい。

年始に聞いた話と少し食い違いがあったのと、

慰謝料500万円ぐらいとっとと払えばいいのに・・・

それってつまり・・・

私には500万円の価値もないってこと!??

そう思うとまたイライラし始めた。

また私の機嫌が悪くなり、些細なことで喧嘩が増えるようになった。

そんなとき、彼がひょんなことを言い始めた。

俺の子供産んでください!

子供が出来たら、さすがに嫁もあきらめて離婚してくれると思う!

子供ができたら、もっと慰謝料要求されるのではないだろうか?と疑問に思いながらも、

この曖昧な関係にいら立ちを覚えて、はっきりさせたい。結婚するならさっさとしてほしい。

そんな焦りも出てきて、それでもいいかも、、、と思い始めた。

リスクとリターンは表裏一体。

ハイリスク・ハイリターン!!

よっし!

30歳を目前に私は決意を固めた。

その日から私たちの妊活ライフが始まることになる。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回の STORY ▶第23話:最悪の誕生日

更新までしばらくお待ちください。

これからもよろしくお願いします♡