第1話:悲劇の始まり(1)
事の始まりはあくる年の卒業間近の2月末。まだ寒い日が続いていたが私の心は浮かれていた。論文発表を終え、あとは正式に論文が受理されるのを待つだけであった。その週末は父の還暦祝いをするため、妹が東京から帰省していた。そんな幸 […]
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