第46話:年末の憂鬱

前回までのあらすじ

彼のお母さんの入院が長引き、会えない日々が続いている。今のEMUにできることは待つことだけ。

前回までの STORY はこちら▶ 公証役場

今日のSTORY

彼母が入院して早4か月。

妊活をストップさせて4か月。

彼母の体調はとても悪くようで

いつ死んでもおかしくない…

という。

いつもなら私と過ごす日曜日に

成美と一緒にお見舞いにいっていると思うとやりきれない気持ちになった。

もしかして、死にそうなんて嘘なのでは?

そんな疑念から

たまに会えた時に隙を狙って

彼の携帯をチェックした。

彼のお姉さんからのメールを見る限り

緊迫した状況は本当であるらしい。

成美(嫁)のメールはキレイに削除されていて

最近の二人がどんな関係を知ることはできなくなっていた。

今年もあと少し。

クリスマスに鳴り響くシングルベル・・・

今年も何も達成できないまま年を越すのか・・・

年末はどうせ会えないわけだし

せめて穏やかな心で年を越したい。

そう思い、一人で傷心旅行へ出かけることにした。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回の STORY ▶第47話:サイコパスの再来

これからもよろしくお願いします♡