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前回までのあらすじ
排卵日に彼の精子を手に入れるため、機嫌を取るEMU。しかし排卵日当日、精子の量にもヤツの態度もムカついたEMUは別れることを決意する。
前回までの STORY はこちら▶精子の切れ目が縁の切れ目
今日のSTORY
別れてから10日ほどすると、彼からメールが届いた

心のどこかで彼かのメールを待っていた私もいた。
だけどいつも同じ繰り返し。
それ以上返信しないでいると、

悲しい。なんでできないんだろうね・・・
何が悲しいんだよ
理由はただ一つ
あんたの精子が出ないからだよ!
と言ってやりたいところをぐっと抑えて・・・

こんな悪状況の中で精神的に不安定だから子供できないんじゃない?
卵子にも精子にも問題あるんじゃない?
とオブラートに包んで返答をしてみた。

パパ、子供おらんけん精子に問題あるって疑ってるの?
精子の問題以前に
精子がないんじゃないかと疑っていますけど!??
と思いながらも、また言葉にはできなかった。

排卵日狙ってるのにこんなに子供できないから
男側にも原因あるんじゃないかな

そうなんかな、パパ検査受けようかな
それまで何度か検査をしてみるよう促してみたものの
何度も断られていた。
思い返せば、いつも口先だけ
離婚します!
結婚しよう!
早く子供ほしい!
何一つ達成できていない。
もう聞き飽きた!!!
今回もどうせ口先だけ
とりあえず仲直りするための機嫌とり。
どうせ仲直りすれば、先延ばしにして検査を受けるつもりなんてないのだろう。
こんなこと考えていたら
そもそも本当は精子がないのを知っていて
私を引き留めるために子供を作ろうと言っているのでは?

考え始めると何をも信じられなくなってしまった。
そう思うとヨリを戻す気持ちになれなかった。
今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。
次回の STORY ▶第38話:最後の一手
これからもよろしくお願いします♡