第36話:精子の切れ目が縁の切れ目

前回までのあらすじ

排卵日付近に体調不良で家に帰ると言い出した弘尚に暴言を吐いてしまったEMU。一か月に一度しか訪れないチャンスを取り戻すため、メールをする。

前回までの STORY はこちら▶閉経ババア

今日のSTORY

私は翌日、彼にメールした。

私から謝るなんて、魂胆は見え見えだったであろう・・・

だけど 目的のためには手段を選んでる場合ではない

それから排卵日まで、私は彼の機嫌をとり続けた。

そしてついに検査薬が排卵を知らせてくれた。

彼に伝えると

はい、どこでするの?

なんだかそっけない。

平日だし病院まで迎えにいくよ。近くのラブホは?

わかった、じゃあ19時に。

なんだか冷たいが、まあ仕方ない

19時に合流すると、ラブホに直行した。

彼は1杯だけ飲んで、とりあえず性行為を行った。

しかし、私にはわかる。

精子はでていない。

不満そうな私に

まだ体調悪いから。

という。そんな言い訳はどうだっていい。

用事が終わると、ご飯もを食べずにバイバイした。

帰りの車の中、私の怒りは絶頂に達した。

毎日、排卵日のために生活しているのに。

あの男のやる気のなさはなんなんだ!

精子の量が少ないのにも腹が立つ!!

もう限界だ!!!

私は家につくとすぐさまメールした。

彼からの返信はあっさり。

それにも少しむかついた。

こうして私たちは別れた。


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回の STORY ▶第37話:常套句

更新までしばらくお待ちください。

これからもよろしくお願いします♡