第28話:話す価値もない女

前回までのあらすじ

実家ではお母さんの血圧を理由に追い出されてしまった。が!たまたま立ち寄ったゴルフ場でなんとお父さんが来られるとの情報をGET!今度こそチャンスを掴んでみせる!と意気込むEMUだが・・・

前回までの STORY はこちら▶ 持ってる女

今日のSTORY

とりあえずカフェテリアで朝ごはんを食べながら、お父さんがくるのを待つことした。

するとお父さんは、医師会のメンバーでゴルフ場にやってきた。

もちろん彼の知り合いでもあるが、医師会メンバー御一行は

空気のように私たちの前を通りすぎた。

あれ?みんな無視だわ。

俺らに話かけたらいけんって思いおるんかね、笑

彼はそういって笑いながら、

まあおやじがこっちの席くるの待とう

結局、お父さんは私たちに近づきもせず、見て見ぬフリしてゴルフコースへと向かって行かれた。

ちょっと!お父さんこないじゃん!

他の人といたから、話かけられなかったんじゃない?

お昼過ぎまでカフェテリア張り込もように粘ったが、彼のお父さんとは話せなかった…

結局途中であきらめてしまい、帰ることにした。

自宅に帰ると、どっと疲れが増した。

振り返ると、なんだか濃い2日間を過ごした。

私へのお父さんの態度が厳しい現実を教えてくれた。

成美は認められた女。私は話す価値もない女。

はたまた私はなにをやっているのだろうか・・・

今日のトイレの日めくりカレンダーが私に説いかける。

”信じた人に奇跡は起こる”

そして私は実感した。

信じられない!奇跡なんてない!


今日も最後まで読んで頂きありがとうございました。

次回の STORY ▶第29話:ベッキーの不倫

これからもよろしくお願いします♡